この空の下で君への想いを叫ぶ

綺麗なストライクを決めた一ノ瀬くんはまんざらでもなさそうな顔で「そんなことないよ」と笑っていた。


結局一ノ瀬くんを追い返すことはできずに、みんなで近くのボーリング場に来ていた。



「くっそ、俺も莉央ちゃんに褒められたい!おりゃー!」



勢いよく投げた山崎くんのボールは綺麗に横の溝に吸い込まれていった。



「うわーん、蓮!助けてー」


「ひっつくな」



すっかり仲良くなっている二人に、思わず笑ってしまう。



小坂くんはだんだんとだけど山崎くんに対して壁を作らなくなってきている気がした。


その小さな変化に私が嬉しくなる。



「あれ、空、どこ行くの?」


「ちょっと飲み物買ってくる。莉央もいる?」