「旦那様、お食事の支度が整いました」

貧乏な田島家に仕える女中が食事を知らせに来た。

「何メシか?今日の朝御飯は何やろか?」

狭霧って女は便利に出来てる。

さっきまでグースカ寝てたと思いきやメシが出来た途端に目覚める。

「あとは、朧だけね…さて、どうやって起こそう?」

白雪が腕組みして悩んでいると

「鼻つまんだら?息が出来んやったらさすがの朧も起きよう」

狭霧の提案通りに鼻をつまむ。

「ダメだな…ヤツはエラ呼吸しよる」

忍の肺活量は並じゃない。