恋愛ベタな二人の、とある夜



「まぁでもさー、色々経験すればいいんじゃん?まだ大学生なんだし」

律はお酒を一気に飲み干した。

「そうだけどさ。落ち込むよ、毎回」

「それは…、もうしょうがないよな。いずれ耐性つくんじゃね」

雑なアドバイスに自分でもおかしくなったのか律は言ってからフハッと笑った。

「なにそれ。テキトーすぎ」

私が律の腕にぐーパンすると、2人で笑った。


この感じ。楽なんだよな。
私も律に負けじと缶チューハイを飲み干した。


「でも、落ち着きたいのもあるけどなぁ私」

「安定したい?」

「なんか…うん、そうだね」

「へぇ。そういうお年頃っすか」

「お年頃、ふふ、そうかも。律にはわかんないでしょ」

「まぁ、うん。いや、どうかな」

「どっちよ」

「分かんねーわ」

そう言いながら律は次の缶ビールを開けた。


それから、くだらない話をしたり、ゲームしたりして2時間くらい経った。