【 愛理:side 】 『ん…んー…』 なに…? 頬に感じる…くすぐったいような感覚。 ゆっくり瞼を開けたら 『……陸?』 すぐ隣でベッドに肘をき、あたしの頬を撫でている陸がいた。 目を細め、優しく微笑んで こっちを見つめる…その表情にキュンとなる胸。 あっ、そっか。 昨晩 あたし…陸と──・・・