「すぐに魔獣に王宮を襲わせようか。城の地下に眠る魔獣は今は陛下が無能だと罵る過去の魔法研究員たちが作り出した魔道具で封印されている。帝王学で封印解呪の呪文も学んでますし……ああ、でも父上も呪文は学んでいて、解呪してもすぐに封印の呪文を唱えれば再び封印しちゃいますかね?」
アンドレア様の言葉に陛下が青ざめる。
……先ほどのやり取りから、陛下がまじめに帝王学を学んでいなかったと知っていながらの言葉だ。
「わ、わ、悪かった……!私が悪かった、息子よ。じょ、冗談だ……そう、冗談」
陛下があわててアンドレア様に頭を下げる。
「とにかく、研究所の者たちが赤い魔法薬の解析を行うには薬に触れなければならない。拒否するでしょう。となれば、すでに魔法役を浴びてしまった僕たちが研究するのが一番だと思いませんか?しかも、薬の効果を試す被験者はたくさんいる」
会場にいる者たちに薬を試していくということなのだろう。確かに被験者は必要だ。
自分で実験を繰り返すにしても限界がある。
「というわけで、食料をください。まさか、僕たちを見殺しになどしませんよね?」
陛下がぐっと言葉に詰まる。
「宰相っ!奴らを生かしておく手配をしろっ!」
宰相があわてて指示を飛ばす。
講堂にいる生徒たちは、このまま見捨てられないと知り、ほっとした表情を浮かべている。
「それで講堂から研究室へと移動したいので、学園の敷地内での移動ができるようにしてもらえますか?あと、何日かかるかわかりませんが、学園で全校生徒が寝泊まりすることになりますし、生活に必要なものをお願いします」
陛下が乾いた声でつぶやく。
「ああ、すべてお前の言う通り準備させよう。だが、3年だ。3年の間に成果がないようならば、分かっているな」
分かっているなというのはどんな意味なのか。
もう今さらアンドレア様を脅せる要素など陛下にはないような気がしますけれど。
「……どうでしょうね。3年、醜悪魔女が何もしないとも思えませんし、そっちはそっちの心配をした方がいいのでは?では。必要なもの書き出し学園へと転送してくださいね。あ、転送も魔道具を使ってますから、陛下の馬鹿にした魔法研究所員たちの成果物ですけど」
アンドレア様、怒ってる。
研究者を馬鹿にされたことがそんなに腹がたったのかな。
アンドレア様の言葉に陛下が青ざめる。
……先ほどのやり取りから、陛下がまじめに帝王学を学んでいなかったと知っていながらの言葉だ。
「わ、わ、悪かった……!私が悪かった、息子よ。じょ、冗談だ……そう、冗談」
陛下があわててアンドレア様に頭を下げる。
「とにかく、研究所の者たちが赤い魔法薬の解析を行うには薬に触れなければならない。拒否するでしょう。となれば、すでに魔法役を浴びてしまった僕たちが研究するのが一番だと思いませんか?しかも、薬の効果を試す被験者はたくさんいる」
会場にいる者たちに薬を試していくということなのだろう。確かに被験者は必要だ。
自分で実験を繰り返すにしても限界がある。
「というわけで、食料をください。まさか、僕たちを見殺しになどしませんよね?」
陛下がぐっと言葉に詰まる。
「宰相っ!奴らを生かしておく手配をしろっ!」
宰相があわてて指示を飛ばす。
講堂にいる生徒たちは、このまま見捨てられないと知り、ほっとした表情を浮かべている。
「それで講堂から研究室へと移動したいので、学園の敷地内での移動ができるようにしてもらえますか?あと、何日かかるかわかりませんが、学園で全校生徒が寝泊まりすることになりますし、生活に必要なものをお願いします」
陛下が乾いた声でつぶやく。
「ああ、すべてお前の言う通り準備させよう。だが、3年だ。3年の間に成果がないようならば、分かっているな」
分かっているなというのはどんな意味なのか。
もう今さらアンドレア様を脅せる要素など陛下にはないような気がしますけれど。
「……どうでしょうね。3年、醜悪魔女が何もしないとも思えませんし、そっちはそっちの心配をした方がいいのでは?では。必要なもの書き出し学園へと転送してくださいね。あ、転送も魔道具を使ってますから、陛下の馬鹿にした魔法研究所員たちの成果物ですけど」
アンドレア様、怒ってる。
研究者を馬鹿にされたことがそんなに腹がたったのかな。


