言葉は出ない。
「陛下、帝王学の国防に関する文書に記載がありましたよ。ですから、当然兄上もご存じでしょう?僕はこの学園のどこにその結界の魔道具が設置されているか覚えていますけどね?」
……冷汗が出てくる。
私も、この学園のどこに結界の魔道具が設置されているかは知っている。
研究が大好きなので、見つけてじっくり観察した。どこにどう配置されているのか、道具の位置関係も結界起動に影響があるのかなど……事細かに研究した結果。
いざというときのために、結界を停止させるためのギミックが施されているのに気が付いてしまった!
学園に設置してある結界魔道具を使えば、国を囲む結界だろうが、王宮を囲む結界だろうが、どの結界魔道具にも干渉して停止させることができる。……たぶん他の場所に設置されている魔道具も一緒なんだろうけど。
停止させると、その魔道具に使われていたエネルギーが供給される。つまり、広い範囲の結界から狭い範囲の結界に変えることで、長期間強力な結界にするための仕組みなのだ。
帝王学でアンドレア様は習ってたなら、当然知ってたんだね。
「学園の結界魔道具で王宮の結界を停止することもできるって、初めから知っていたんですね……」
すごい発見をしたと私が興奮していたのをどんな目でアンドレア様は見ていたのだろう。
ぼそりとつぶやくと、アンドレア様が私の肩をつかんだ。
「は?学園から王宮の結界を停止できるだって?」
え?
「知ってるんじゃ……。王宮どころか、国を覆う結界も停止できるって……設置されてる魔道具を研究したら組み込まれている魔法陣の一つに秘匿魔法陣が上書きされてい……」
アンドレア様があわてて私の口を手でふさいだ。
「そ、それ以上は流石に他の者に聞かせてはまずい……!」
あ、そうか。秘匿魔法陣で隠すくらいだから秘密……。
「ご、ごめんなさい、アンドレア様」
しゅんっとうなだれていると、声が上がった。
「なんだっ、その女は王宮の結界を停止するだと?危険人物だ、今すぐ殺せ!」
陛下の言葉に、アンドレア様から殺気が立ち上る。
「陛下、帝王学の国防に関する文書に記載がありましたよ。ですから、当然兄上もご存じでしょう?僕はこの学園のどこにその結界の魔道具が設置されているか覚えていますけどね?」
……冷汗が出てくる。
私も、この学園のどこに結界の魔道具が設置されているかは知っている。
研究が大好きなので、見つけてじっくり観察した。どこにどう配置されているのか、道具の位置関係も結界起動に影響があるのかなど……事細かに研究した結果。
いざというときのために、結界を停止させるためのギミックが施されているのに気が付いてしまった!
学園に設置してある結界魔道具を使えば、国を囲む結界だろうが、王宮を囲む結界だろうが、どの結界魔道具にも干渉して停止させることができる。……たぶん他の場所に設置されている魔道具も一緒なんだろうけど。
停止させると、その魔道具に使われていたエネルギーが供給される。つまり、広い範囲の結界から狭い範囲の結界に変えることで、長期間強力な結界にするための仕組みなのだ。
帝王学でアンドレア様は習ってたなら、当然知ってたんだね。
「学園の結界魔道具で王宮の結界を停止することもできるって、初めから知っていたんですね……」
すごい発見をしたと私が興奮していたのをどんな目でアンドレア様は見ていたのだろう。
ぼそりとつぶやくと、アンドレア様が私の肩をつかんだ。
「は?学園から王宮の結界を停止できるだって?」
え?
「知ってるんじゃ……。王宮どころか、国を覆う結界も停止できるって……設置されてる魔道具を研究したら組み込まれている魔法陣の一つに秘匿魔法陣が上書きされてい……」
アンドレア様があわてて私の口を手でふさいだ。
「そ、それ以上は流石に他の者に聞かせてはまずい……!」
あ、そうか。秘匿魔法陣で隠すくらいだから秘密……。
「ご、ごめんなさい、アンドレア様」
しゅんっとうなだれていると、声が上がった。
「なんだっ、その女は王宮の結界を停止するだと?危険人物だ、今すぐ殺せ!」
陛下の言葉に、アンドレア様から殺気が立ち上る。


