……確かに、魔力が少ないけれど……。魔力があるからって万能でもなければ無敵でもない。
「陛下、魔法研究所の人間は無能だと?」
「そうだ。私の血をひいていながら、魔力が少ない出来損ないのお前が行くようなところだろう」
……あれ。
もしかして、アンドレア様は後ろ盾の弱い側室が産んだ子ということで、王子だけれども顧みられなかったわけではなく魔力が少なかったから?
確かに、建国の王は、膨大な魔力を持ちこの地に救う魔物たちを一掃して国を興した。その子孫である王族は魔力が高い物が尊ばれる傾向にはあるけれど、それから時代は移り変わり……。
「僕は馬鹿にされても構わない……ですが、尊敬する先輩研究員たちを無能だと、おっしゃるのですか?」
アンドレア様が静かに怒っている。
「この国を魔物の侵入から守っている結界、城を、この学園を守っている結界……誰が結界を貼っているか語損じですか?」
「そんなもの結界といえば水魔法使いだろう」
「確かに、戦闘中に展開する小さな持続性もない結界魔法なら水魔法使いでも作れますけどね?せいぜいが小さな家1軒、時間にして3日でしょう?いくら魔力が大きくたって、守れるのはたかが数十人ですよね?国全体を覆う結界をずっと貼り続けているのは、そんなちっぽけな魔法しか使えない魔法使いだと思っているんですか?」
……陛下は知らない?
いや、生徒たちの反応もまちまちだ。
知っている人は少ないのかな。
そりゃ、国防に関することだから、皆に教えて回る話ではない。けれど、考えればすぐに分かるような気もするんだけどなぁ。
「結界をはる魔道具が使われているんですよ。魔法研究所が開発した。そして、年々強力な結界が張れるものへと改良がおこなわれている。壊れた結界魔道具の修理を行っているのも研究所だ。無能で国に必要ない存在と言うのであれば、今すぐ結界魔道具を止めればいい。どうせ、3か月に1度は部品の交換をしなければならないんだ」
陛下の顔が青くなる。
「き、聞いてないぞっ、結界の魔道具など」
宰相が慌てる。
「陛下、結界の魔道具のことがあまり皆に知られてしまうと、道具を壊せば結界を破られてしまいますゆえ、ごく少人数に秘匿されておりまして……」
宰相の言葉も最もだけど……。
「いくらなんでも王である私に知らされないというのはどういうことだ!」
宰相が汗をぬぐう。
「陛下、魔法研究所の人間は無能だと?」
「そうだ。私の血をひいていながら、魔力が少ない出来損ないのお前が行くようなところだろう」
……あれ。
もしかして、アンドレア様は後ろ盾の弱い側室が産んだ子ということで、王子だけれども顧みられなかったわけではなく魔力が少なかったから?
確かに、建国の王は、膨大な魔力を持ちこの地に救う魔物たちを一掃して国を興した。その子孫である王族は魔力が高い物が尊ばれる傾向にはあるけれど、それから時代は移り変わり……。
「僕は馬鹿にされても構わない……ですが、尊敬する先輩研究員たちを無能だと、おっしゃるのですか?」
アンドレア様が静かに怒っている。
「この国を魔物の侵入から守っている結界、城を、この学園を守っている結界……誰が結界を貼っているか語損じですか?」
「そんなもの結界といえば水魔法使いだろう」
「確かに、戦闘中に展開する小さな持続性もない結界魔法なら水魔法使いでも作れますけどね?せいぜいが小さな家1軒、時間にして3日でしょう?いくら魔力が大きくたって、守れるのはたかが数十人ですよね?国全体を覆う結界をずっと貼り続けているのは、そんなちっぽけな魔法しか使えない魔法使いだと思っているんですか?」
……陛下は知らない?
いや、生徒たちの反応もまちまちだ。
知っている人は少ないのかな。
そりゃ、国防に関することだから、皆に教えて回る話ではない。けれど、考えればすぐに分かるような気もするんだけどなぁ。
「結界をはる魔道具が使われているんですよ。魔法研究所が開発した。そして、年々強力な結界が張れるものへと改良がおこなわれている。壊れた結界魔道具の修理を行っているのも研究所だ。無能で国に必要ない存在と言うのであれば、今すぐ結界魔道具を止めればいい。どうせ、3か月に1度は部品の交換をしなければならないんだ」
陛下の顔が青くなる。
「き、聞いてないぞっ、結界の魔道具など」
宰相が慌てる。
「陛下、結界の魔道具のことがあまり皆に知られてしまうと、道具を壊せば結界を破られてしまいますゆえ、ごく少人数に秘匿されておりまして……」
宰相の言葉も最もだけど……。
「いくらなんでも王である私に知らされないというのはどういうことだ!」
宰相が汗をぬぐう。


