「皇(こう)くん、キラキラしてる」 「桜の中でも見つけられるくらいに」 「俺は保健室まで付き添ってくれたあの日からずっとそうだったよ」 「バイト始めたのはお前がバイト掛け持ちしてるの知って」 「俺も親に頼らずに自分で稼いでお前に似合う男になりたかったから」 「それとこれを渡すため」 皇(こう)くんはシンプルな白のキーケースを手渡す。 「え、キーケース?」 「開けてみて」 わたしはキーケースを開ける。