悪女は今日、初恋を知る。



 ずっと(こう)くんの悪女でいたいから、なんて厚かましくて言えない。


(こう)くんはわたしを救ってくれた恩人だから」


 そう答えると、(こう)くんはどこか寂しそうに笑う。

 わたしも切ない気持ちになり、ぎゅっと布団を掴む。