2020?
arranged2024 4.12

《黙して君は》

「どうして私は生きているの」

わたしの甘えたその言葉に

あなたは答えず

静かに怒(いか)っていた

人生はいつから手元にあるのか

そんなものは最初から

手の届く場所にはないと
君は言った

生きることは手に負えない代物
と、あなたは言った

それでも、今私は、人生を
持ち上げ始めてる
チョゴザップの、腕のマシン
もちあげるみたいに。

えいやっ!
とおっ!ってね

もっともっと持ち上げるの
私の声をふんって持ち上げて
みんなを驚かせるの!






《元の詩》

「どうして私は生きているの」

わたしの甘えたその言葉に

あなたは答えず

静かに怒(いか)っていた

人生はいつから手元にあるのか?

そんなものは最初から

手の届く場所にはないそうだ

生きることは手に負えない代物

その意味を知った今

黙って君を見つめていたかったあの日を

赤面して思い出すんだよ