橋本家、リビング。
 ダイニングキッチン。カウンターの横にテーブルがある。玄関側に引き戸がある。テーブルの玄関側カウンター側にここながついている。前にはハンバーガーとポテト、シェイク。隣にフェレスがついている。
 ここなは、手を合わせた。
 「いただきまあす」
 ここなは、ハンバーガーを取った。ここなは、横からの視線に気づいた。フェレスを見た。
 「それ、おいしいのか」
 と、フェレスが物欲しげな顔でいった。
 「うん。いいよ」
 と、ここなは、フェレスにハンバーガーを渡した。
 「いいのか?」
 と、フェレス。
 「うん、ポテトあるし、昼ご飯食べたし、ダイエットしてるし」
 「ありがとう」
 フェレスは、ハンバーガーをみつめた。
 「じゃあ、いただきます」
 フェレスはいって、ハンバーガーにかぶりついた。フェレスはしばらく租借し、飲み込んだ。
 「おいしい」
 と、フェレス。
 「おいしいでしょう」
 と、ここな。
 「ああ、こんなおいしいもの初めてだ」
 フェレスはまたハンバーガーにかぶりついた。
 ここなは、ポテトに手をつけた。
 フェレスはあっという間にハンバーガーを食べた。
 「そうだ、フェレスさんにお茶をいれなきゃ」
 と、かこ。かこは、キッチンへ行った。かこは、食器棚からマグカップを取った。そうして、それを持ってリビングに来た。
 「はいフェレスさん」
 と、かこが、フェレスの前にマグカップを置いた。かこは、そこへ冷えた麦茶を入れた。
 「ありがとう」
 フェレスはマグカップに口を付けた。そうして麦茶を飲み干した。
 「ああ、おいしかった」
 とフェレスはいった。