でも何も言われなくて、代わりに手を引っ張られて抱きしめられた。 背中に朔の手がまわって、体が密着している。 好きかもって思って、初めての朔からのアクションは、こんなにもドキドキするんだ。 「茅柴、ありがとう。すっげぇ嬉しい。でも、無理してない?俺の気持ちだけで、突っ走りたくないんだ。急に付き合うのはって思うなら、お試しでも良いし」 「お、お試し?」 「とりあえず一週間だけ。一旦それで様子見て、それから本気で考えてくれる?」