朔もそんな私の心情を察してくれたのか、同じ気持ちだったのか分からないけど、咳払いして話を変えてくれた。 「茅柴ってさ。今まで付き合った人居る?」 変えてくれたのは嬉しいけど、内容が好ましくない。 そして、お弁当を食べてるのに恋愛の話は、追加のおかずにもならないだろうに。 視線はお弁当に落としたまま、会話を続ける。 「居ないよ。好きな人は居たけど、もう彼女が居たから。何でそんなこと聞くの?」 「今も居ないんなら、俺と付き合ってよ。遊びじゃないから。本気で」