空気を読むなら、一緒に居てほしい。 そんな私の口パクの訴えも伝わらず、目が合ったはずの千里に大きく目を見開いたのに、微笑まれて矢吹くんを入れた三人でどこかへ行ってしまった。 「…今からでも遅くないから。朔くん立って。みんなのとこ行くよ」 「何で?みんな空気読んでくれたんなら、ここで食べよ」 「空気は読むものじゃなくて吸うものです」 「はいはい。分かったから、早く座って」 矢吹くん、嫌いになりそう。 初対面なのに変に気を遣われて、朔と二人にされて。