初日で図書委員は始動し、放課後の受付と戸締まりなんて私の学校の図書委員にはない仕事。
その仕事を初日から、廊下でぶつかったせいで迫られている朔とこなす。
「図書委員って何すんの」
「うーん…。本をたくさん読もうっていうポスターを作ったり、おすすめの本を廊下に掲示したりするの」
「遊びじゃん」
「私はその遊びが器用にこなせないから、受付と戸締まりの仕事を特別にさせてもらってるの」
「へー。茅柴って不器用なんだ。…納得できるわ」
誰もこない図書室で二人、キャスター付きの椅子をゆりかごのように動かしながら話す。



