今日は図書室の戸締まりもない。 先生が、いつもは悪いからって。 子どもは遊びなさいって言われた。 「洸と遼ちゃんは初めてだよね?ポテト食べながら、みんなで勉強するの」 「えー!俺、ちょうど教えてほしいところあんのよ!遼太郎も行くだろ?」 「うん」 矢吹くんの嬉しそうな表情に私まで笑顔になって、朗らかなみんなの会話を聞いていると、朔がこちらを見て〝うん〟と返事をした。 千里に聞かれたのに、何で私を見たんだろうと首を傾げると、顔を赤くした朔が目を逸らす。