「次は…図書委員。やりたい人いるか?」 先生から図書委員の声が聞こえて手をあげると、ワンテンポ遅れて右隣の席からも手があがった。 「お!今期の男子の図書委員は珍しく、スムーズに決まったな」 「…え?」 黒板には、茅柴と朔の文字が並んでいる。 さっきの私たちの一部始終を見ていたクラスメイトたちは、何を勘違いしたのか野次を飛ばしてくる。 何てことをしてくれたんだと朔を見るも、とぼけているのか頬杖をついて、私と目を合わせようともしない。 こういう時に合わせてこないのは、確信犯だ。