この声。もしかして……。 「え?もしかして仙台の並木さんですか?」 「やっとわかったのか。そうだよ。どうだ、本物の俺は?」 自信満々。さすが現物。広報で見たよりずっとイケメンだ。 背も高くてすらっとしている。目鼻立ちがすっきりしていて、なんというか若手俳優で似た人がいたような、誰だったかな。 「並木さん、広報紙よりイケメンでしたね。初めまして、人事の川村です。これからよろしくお願いします」 「何が初めましてだよ。人のこと電話ではおちょくっておいて、それはないだろ」