「……凛花」 「もう、何がなんだか……ごめんなさい。誕生日まで待つつもりだったのに、我慢できなくて……」 「どこにいる?もしや、以心伝心ってことは……俺のマンションの近くにいるのか?」 「……」 「……カフェだな。動くなよ、すぐ行く」 後ろのいつもの音の気配を感じたんだろう、すぐにそう言うと携帯電話がプツリと切れた。 「凛花」 彼が息を切らせてカフェに姿を現した。私はぎこちなく笑うと彼に手招きをした。