「笹野、あとでひとつやってほしいことがある。例の販路拡大の予測表」 「わかった。すぐにやるよ」 「すごいじゃない、ふたりとも。すっかりコンビになっちゃって……」 凛花が相川の背中をたたいた。笹野は赤くなってる。 「痛いぞ、馬鹿力。おい、うちの課長がこっちを盗み見てるぞ。お前のこと見てるんだろ。ほら、挨拶してこい」 相川の奴……こっちを見てほくそ笑んでる。周りが俺を見た。 やるじゃないか、早速お返しか。食えないやつだ。 凛花がこっちをそっと見て、会釈した。顔が赤い。なんだよ、可愛いな。