君に、恋した俺の負け。

「と、とりあえず今日は1回だけやる!」
「そうだね、行く?」
「うん!」

俺も行こう。
なんか券を持っていったがこれを持っていけばいいのか。
C賞狙いで行くぞ。
きっとこの男?が推しなんだろう。
腹が立つがリアルに出会えないので許そう。

レジに向かうとあの子がもうくじを引いていた。

「またラバストだぁ…」
「残念じゃん」
「めっちゃ笑ってない?」
「そんな事ない。ほら次の人もやるから横にいこ。」
「…うゆ。」
なんて可愛いんだ…またラバスト当たっちゃったのか。
ここは俺が頑張らないとな。
頑張ったら何か変わるのか。そんなことはないがな。