君に、恋した俺の負け。


どうにもこうにも緊張しながら駅前に行くと
可愛らしいあの子がキョロキョロしながら
俺を探している。
静かに写真を撮る。癒し。

俺に気が付いたあの子が嬉しそうに(見えた)
俺の方へ向かって来る。

「お待たせしました!」
「さっき着いた所だから」
「ほんとうですか!?」
「うん、大丈夫」

ちゃんと喋れているだろうか。

「ちょっとカフェに行きませんか?」
「カフェ?」
「はい!と言っても私がバイトしてるカフェです」
「いいのかい?」
「はい!お礼も兼ねてます!」
「なるほど。道案内頼むね」