午前中に殆どの仕事を終え、午後に向けて自室に居るけど
こんなにも緊張する事が合っただろうか。
抗争の時も若頭就任の時もこんなに緊張はしなかった。
そんな事を思ってると携帯の通知音が鳴った。
【こんにちは!今日はよろしくお願いします。
今はお昼休憩中です!
因みに今日はお弁当を作りました】
との文と写真が一枚添付されていた。
小さめなお弁当箱に食べかけの食事。机は茶色く
スクールバックが微かに見えて彼女が高校生なんだと改めて思い知らされる。
【こんにちは。
こちらこそ今日はよろしくね。
お弁当小さいけど足りるの?】
【はい!多いぐらいです:)】
【そうなんだ】
【お昼は食べましたか・・・?】
【さっき食べたよ。今日は和食だったよ】
休憩が終わるまでメッセージを送り合った。
久方ぶりにこんなに楽しい事があるなんて。
休憩が5分でもあるとあの子は俺にメッセージを送って来た。
科学が難しいだの
古典が分からないだの
学校が終わるころにまたメッセージしますとの事だった。
16:10過ぎにメッセージが来た。


