「親いねーし、リビングで座ってて」
鈴原くんのお家。
勢いで入っちゃったけど、ドキドキしてきた。
ピアノ、どこかの部屋にあるのかなぁ。
鈴原くんのピアノが聴きたい。
「私、手伝うよ!」
私達に飲み物を用意してくれている鈴原くん。
「わりぃ、ありがとう」
わぁぁぁ。
ドキドキが止まらない。
飲み物を準備して、椅子に座る。
「…で、詳しく聞きたいんやけど何があった?」
沈黙を破ったのは鈴原くん。
「桜からの連絡には、俺のせいで日和が危害加えられたってあって」
「鈴原くんのせいじゃないよ!!手を出されたとかでもないから。ただ…」
「日和、教えてほしい」
さっきまでのドキドキはどこかへ行き、紙に書かれていた内容や体育の時を思い出してしまって手が震えだす。
「これが日和のロッカーに貼られていたの」
さっきの紙を桜ちゃんが出した。
「桜ちゃん、いつのまに!?」
私が強く握ったせいで紙はぐしゃぐしゃ。
それでも何が書いてあるのかは一目瞭然。
「ひでーな。。クラスの女子か?」
「たぶんね。加藤、私らが戻るまで女子で何か様子変な奴とかいなかった?」
「…わかんねー…ごめん」
「加藤くんが謝る事じゃないよ!!私が悪いの」
「なんで日和が悪いの!?私、ほんまに許されへん!!絶対誰がやったか突きとめる!!」
桜ちゃん…
「桜ちゃん、ありがとう。その気持ちだけですごく嬉しいの。私こんなんだから…少しでも目立つような事してしまうとなんでアイツがって思われちゃうんだと思う。
私が悪いの」
自分で言ってて情けなくなる。
でも本当の事だから。
「それにこんなの慣れてるし」
そう言った途端、今まで我慢していた涙が溢れて流れ出した。
「日和…」
「前川…」
ガタッ!!
紙を出してからずっと黙っていた鈴原くんが立ち上がった。
鈴原くんのお家。
勢いで入っちゃったけど、ドキドキしてきた。
ピアノ、どこかの部屋にあるのかなぁ。
鈴原くんのピアノが聴きたい。
「私、手伝うよ!」
私達に飲み物を用意してくれている鈴原くん。
「わりぃ、ありがとう」
わぁぁぁ。
ドキドキが止まらない。
飲み物を準備して、椅子に座る。
「…で、詳しく聞きたいんやけど何があった?」
沈黙を破ったのは鈴原くん。
「桜からの連絡には、俺のせいで日和が危害加えられたってあって」
「鈴原くんのせいじゃないよ!!手を出されたとかでもないから。ただ…」
「日和、教えてほしい」
さっきまでのドキドキはどこかへ行き、紙に書かれていた内容や体育の時を思い出してしまって手が震えだす。
「これが日和のロッカーに貼られていたの」
さっきの紙を桜ちゃんが出した。
「桜ちゃん、いつのまに!?」
私が強く握ったせいで紙はぐしゃぐしゃ。
それでも何が書いてあるのかは一目瞭然。
「ひでーな。。クラスの女子か?」
「たぶんね。加藤、私らが戻るまで女子で何か様子変な奴とかいなかった?」
「…わかんねー…ごめん」
「加藤くんが謝る事じゃないよ!!私が悪いの」
「なんで日和が悪いの!?私、ほんまに許されへん!!絶対誰がやったか突きとめる!!」
桜ちゃん…
「桜ちゃん、ありがとう。その気持ちだけですごく嬉しいの。私こんなんだから…少しでも目立つような事してしまうとなんでアイツがって思われちゃうんだと思う。
私が悪いの」
自分で言ってて情けなくなる。
でも本当の事だから。
「それにこんなの慣れてるし」
そう言った途端、今まで我慢していた涙が溢れて流れ出した。
「日和…」
「前川…」
ガタッ!!
紙を出してからずっと黙っていた鈴原くんが立ち上がった。



