はぁー…まだ4時間目だ。
放課後までまだまだ。
長いなぁ。
昨日のあの出来事から、私の頭の中は【彼】の事で頭がいっぱい。
思い出すだけで、彼が触れた頬がまた熱くなる。
昨日はあれからは何事もなく委員会が終わり、彼は友達と帰っていった。
私は1人で悩みまくり。
あんまり寝れなかったぐらい。
今日も行っていいんだよね?
楽しみなのに放課後が近づいて来るのが少し怖い。
不思議な感覚。
そんな事を考えていると、お昼休みの時間がやってきた。
みんな机をくっつけてお弁当を食べたり、食堂に行ったり。
私はいつもの場所へ。
クラスがあるのは南館。
その南館の屋上へ向かう階段を登る。
屋上には入れないから、その扉の前の少し広いスペースで座る。
ここが私のお昼の場所。
第2の私の大切な場所。
「あっタコさんウインナーある♪」
パカッとお弁当箱を開くと、美味しそうなタコさんウインナー。
お母さんの愛を感じる。
「いただきまーす」
黙々と食べていると
「大きな口やな」
聞き覚えのある声。
ドキッとする少し低い声。
階段の下から【彼】がやってきた。
「え!なんでここに!?」
パニックになる私に
「たまたま来たらあんたがおったから」
そう言って私の隣にドカッと座った。
「それ、美味しそうやなぁ」
私のお弁当を見て彼が言った。
「……食べますか?」
自分でも信じられない言葉が口から出てしまった。
え!
私、今何て言った!?
ありえない!!
恥ずかしすぎる!!
前言撤回させてー!!!
「あ、ごめんなさい!いらないですよね」
焦ってごまかそうとすると
「いる」
そう言ってタコさんウインナーを食べた。
「うま!」
その笑顔がかっこよすぎて、私は目が離せない。
もう心臓がもたないよ。
「あのさぁ」
彼は私のそんな気持ちなど関係なく、話を続ける。
「俺の名前知ってる?」
「へ?」
へ?心の声がそのまま口から出てしまった。
どうしよう。。
わからない。。
確か昨日、鈴原…って呼ばれていたような…
「えっと確か…鈴原…さん??」
恐る恐る答えてみる。
少しして
「確かって事は、ちゃんとは知らないんやな」
そう言って彼は立ち上がった。
え、怒らせちゃったかな!?
私また失礼な事しちゃった!?
「あ、ごめんなさい!待って…」
立ちあがろうとした私の頭をくしゃっとして
「正解。2年2組、鈴原悠(ゆう)。これからはきちんと覚えて♪」
優しく笑った。
胸がぎゅーってなる。
私、おかしくなってる?
「あの!私は…‼︎」
私も知ってほしい!!
「日和(ひより)」
彼の口から私の名前が聞こえた。
「どうして知って…」
「2年1組、前川日和やんな。知ってるよ。」
ポカンとしている私を見て
「またアホ面なってる」
笑いながら私のおでこを人差し指でツンとする。
「じゃあまた放課後な、日和」
たぶん時間にすると10分もなかった鈴原くんとの時間。
でも、私にとっては時が止まったかのような何も考えられないドキドキしっぱなしの時間で今も身体が動かない。
先週言われてショックだった【アホ面】が今日はすごく嬉しくて
【彼】だった存在が【鈴原くん】と言う存在に変わった。
放課後までまだまだ。
長いなぁ。
昨日のあの出来事から、私の頭の中は【彼】の事で頭がいっぱい。
思い出すだけで、彼が触れた頬がまた熱くなる。
昨日はあれからは何事もなく委員会が終わり、彼は友達と帰っていった。
私は1人で悩みまくり。
あんまり寝れなかったぐらい。
今日も行っていいんだよね?
楽しみなのに放課後が近づいて来るのが少し怖い。
不思議な感覚。
そんな事を考えていると、お昼休みの時間がやってきた。
みんな机をくっつけてお弁当を食べたり、食堂に行ったり。
私はいつもの場所へ。
クラスがあるのは南館。
その南館の屋上へ向かう階段を登る。
屋上には入れないから、その扉の前の少し広いスペースで座る。
ここが私のお昼の場所。
第2の私の大切な場所。
「あっタコさんウインナーある♪」
パカッとお弁当箱を開くと、美味しそうなタコさんウインナー。
お母さんの愛を感じる。
「いただきまーす」
黙々と食べていると
「大きな口やな」
聞き覚えのある声。
ドキッとする少し低い声。
階段の下から【彼】がやってきた。
「え!なんでここに!?」
パニックになる私に
「たまたま来たらあんたがおったから」
そう言って私の隣にドカッと座った。
「それ、美味しそうやなぁ」
私のお弁当を見て彼が言った。
「……食べますか?」
自分でも信じられない言葉が口から出てしまった。
え!
私、今何て言った!?
ありえない!!
恥ずかしすぎる!!
前言撤回させてー!!!
「あ、ごめんなさい!いらないですよね」
焦ってごまかそうとすると
「いる」
そう言ってタコさんウインナーを食べた。
「うま!」
その笑顔がかっこよすぎて、私は目が離せない。
もう心臓がもたないよ。
「あのさぁ」
彼は私のそんな気持ちなど関係なく、話を続ける。
「俺の名前知ってる?」
「へ?」
へ?心の声がそのまま口から出てしまった。
どうしよう。。
わからない。。
確か昨日、鈴原…って呼ばれていたような…
「えっと確か…鈴原…さん??」
恐る恐る答えてみる。
少しして
「確かって事は、ちゃんとは知らないんやな」
そう言って彼は立ち上がった。
え、怒らせちゃったかな!?
私また失礼な事しちゃった!?
「あ、ごめんなさい!待って…」
立ちあがろうとした私の頭をくしゃっとして
「正解。2年2組、鈴原悠(ゆう)。これからはきちんと覚えて♪」
優しく笑った。
胸がぎゅーってなる。
私、おかしくなってる?
「あの!私は…‼︎」
私も知ってほしい!!
「日和(ひより)」
彼の口から私の名前が聞こえた。
「どうして知って…」
「2年1組、前川日和やんな。知ってるよ。」
ポカンとしている私を見て
「またアホ面なってる」
笑いながら私のおでこを人差し指でツンとする。
「じゃあまた放課後な、日和」
たぶん時間にすると10分もなかった鈴原くんとの時間。
でも、私にとっては時が止まったかのような何も考えられないドキドキしっぱなしの時間で今も身体が動かない。
先週言われてショックだった【アホ面】が今日はすごく嬉しくて
【彼】だった存在が【鈴原くん】と言う存在に変わった。



