ムギュッ。
「痛っ」
いきなり後ろから現れた圭史さんに頬をつままれて、思わず声が出た。
「お父さんは病人だぞ。言葉を慎め」
ギロリと私を睨む圭史さんは、どうやら怒っているらしい。
それでも、私にだって言い分はある。
「見て、この元気そうな顔は病人じゃないわ。それに、すべては父の自業自得なんだから」
今までだって散々振り回されてきた。
さすがに恨みとまではいわないが、私には積年の思いがある。
「それでもお父さんだろ?」
「それはそうだけど・・・」
私に言わせれば、父親だからこそ腹が立つ。
だからと言って嫌いなわけではない。
そもそも本気で縁を切りたいと思うなら、わざわざここまでやってはこなかった。
「ここはいいからナースセンターに行ってこい。先生の話を聞くんだろ?」
「え、ええ。そうでした」
病院へ着いたら声をかけてくださいと言われていた。
きっと入院の手続きや先生からの病状説明があるのだろうと思う。
「父さん、こちらは今私が勤めている会社の上司の方だから」
余計なことは言わないでちょうだいねと睨んでから、私は病室を出た。
「痛っ」
いきなり後ろから現れた圭史さんに頬をつままれて、思わず声が出た。
「お父さんは病人だぞ。言葉を慎め」
ギロリと私を睨む圭史さんは、どうやら怒っているらしい。
それでも、私にだって言い分はある。
「見て、この元気そうな顔は病人じゃないわ。それに、すべては父の自業自得なんだから」
今までだって散々振り回されてきた。
さすがに恨みとまではいわないが、私には積年の思いがある。
「それでもお父さんだろ?」
「それはそうだけど・・・」
私に言わせれば、父親だからこそ腹が立つ。
だからと言って嫌いなわけではない。
そもそも本気で縁を切りたいと思うなら、わざわざここまでやってはこなかった。
「ここはいいからナースセンターに行ってこい。先生の話を聞くんだろ?」
「え、ええ。そうでした」
病院へ着いたら声をかけてくださいと言われていた。
きっと入院の手続きや先生からの病状説明があるのだろうと思う。
「父さん、こちらは今私が勤めている会社の上司の方だから」
余計なことは言わないでちょうだいねと睨んでから、私は病室を出た。



