朝起きると身体を動かそうにも身動きひとつ取れなくて一瞬金縛りかと思ったが



どうやら俺はさゆりに抱きしめられていたようだ



さゆりを起こさないようにスマホを手にすると朝の6時半頃だった



河北さんが言うにはお嬢様はいつも7時ごろに起きると言うので俺はそのすきに



寝癖を整えて、執事用の制服を着て部屋を掃除した



カーテンを開けるとお嬢様の声が聞こえた



「ん〜、あれまことくん?」



「あ、お嬢様…起きたのですね。おはようございます。いい夢見れましたか?」



俺が隣にいなくて一瞬焦っていたが声で気がついたようだ



「おっはぁ~」

起きたばかりのさゆりお嬢様はふわふわしてて、まだ目もそんなに開いてなくてフラフラしていた