「このさい、絢人先生とくっついちゃえ」
「は?」
「最強総長様からの溺愛もいいけど、大人の包容力に沼ったら幸せだよ~」
クスクス笑いながら、今度は両手で私の背中を思い切りボーン。
「ではでは、私はこれで」
あっちゃんは理科準備室のドアを閉めると
前にふらつく私を見捨てて、いなくなっちゃったんです。
高校に入って心の友ができたこと、本当に嬉しいよ。
ただ……
ただね……
いくら私のためとはいえ、強引に絢人先生と二人だけにさせるのはどうなのかなって思うのですが……
「歌夜さん、大丈夫ですか?」
ひぁいっ!
「本当はずっと抱きしめていたいのですが、先生としての立場がありますし。この続きは、歌夜さんが卒業したあとで」



