「私、東条先輩がいいと思う」
「うんうん。生徒会長だし、総長だし、歌夜先輩と同じ高3だし」
「異性嫌いの東条先輩がだよ。女子の中で歌夜さまだけに心を許してるあの感じ。ワルっぽい強引さがたまらないよね」
みみみ、みんな勘違いだから。
東条君は、私から少量だけもれているオメガフェロモンに惑わされているだけだから。
「私はスヤスヤ王子の環くんがイチオシ! だって可愛いすぎじゃん」
「ベッドで横になる環くんを、頭ナデナデで寝かしつけるカヤ先輩。想像しただけで手を合わせて拝みたくなっちゃう」
「歌夜先輩、環くん専属の抱き枕になってあげてくれませんか?」
ひゃっ! なんというムチャぶり!



