よぉし、準備完了…!
朝、目は少しだけ腫れているけど、私は気持ちよく目覚めることが出来た。
昨日、少しだけ冬麻との距離が近くなった気がしたな。
元々仲が悪いわけじゃないけど、歳を重ねるごとに冬麻が私に対して少し冷たい態度になりつつあったから、嫌われたのかなと思っていたけど、きっとそうじゃないんだろう。
「おはよ。ねーちゃん。体調大丈夫なの?」
2階から冬麻が降りてきて、心配そうにそう言った。
「うん。おかげさまで。昨日は、本当にありがとうね。」
「別に…そんなお礼されるような事してないから。ってか、今から学校行くの?」
「うん。今日は委員長の仕事があるみたいで、朝早く家を出ないと行けないんだよね。」
金曜日の放課後、先生から「月曜日ちょっと早めに来て欲しい」って言われて、きっと何か委員長の仕事があるんだろう。
「へぇ、大変なんだな。」
「あはは、でも、私に出来ることはこれぐらいしかないし、だから頑張らないと…!」
そう張り切るように言った私に対して冬麻は「ふぅん」とだけ言って洗面所の方面へ歩いていった。
あ!そろそろ家を出ないとマズイ…!
ソファーに置いてあるスクールバッグを手に取り、急いで玄関へ向かう。
「行ってきます!」
私がそう言うと、仕事に行く準備をしていたお母さんが「行ってらっしゃい!」と明るい声でそう言ってくれた。
よし!気合い入れて行こう!
学校から家は、そんなに遠くない。
でも、体力が無い私からしたらちょっと学校へ行くのは疲れちゃうんだよね…
「ねえ、聞いた?隣町の山田さん…息子さんがあの暴走族の人達に襲われて入院しているんだってさぁ」
「聞きました聞きました、本当最近よく聞きますよね、そういった話。」
学校へ向かっている途中、通学路に住む方の話が耳に入る。
ひ、ひゃぁ…怖すぎる…
心の中で思わずそんな情けない声が出てしまう。
朝、目は少しだけ腫れているけど、私は気持ちよく目覚めることが出来た。
昨日、少しだけ冬麻との距離が近くなった気がしたな。
元々仲が悪いわけじゃないけど、歳を重ねるごとに冬麻が私に対して少し冷たい態度になりつつあったから、嫌われたのかなと思っていたけど、きっとそうじゃないんだろう。
「おはよ。ねーちゃん。体調大丈夫なの?」
2階から冬麻が降りてきて、心配そうにそう言った。
「うん。おかげさまで。昨日は、本当にありがとうね。」
「別に…そんなお礼されるような事してないから。ってか、今から学校行くの?」
「うん。今日は委員長の仕事があるみたいで、朝早く家を出ないと行けないんだよね。」
金曜日の放課後、先生から「月曜日ちょっと早めに来て欲しい」って言われて、きっと何か委員長の仕事があるんだろう。
「へぇ、大変なんだな。」
「あはは、でも、私に出来ることはこれぐらいしかないし、だから頑張らないと…!」
そう張り切るように言った私に対して冬麻は「ふぅん」とだけ言って洗面所の方面へ歩いていった。
あ!そろそろ家を出ないとマズイ…!
ソファーに置いてあるスクールバッグを手に取り、急いで玄関へ向かう。
「行ってきます!」
私がそう言うと、仕事に行く準備をしていたお母さんが「行ってらっしゃい!」と明るい声でそう言ってくれた。
よし!気合い入れて行こう!
学校から家は、そんなに遠くない。
でも、体力が無い私からしたらちょっと学校へ行くのは疲れちゃうんだよね…
「ねえ、聞いた?隣町の山田さん…息子さんがあの暴走族の人達に襲われて入院しているんだってさぁ」
「聞きました聞きました、本当最近よく聞きますよね、そういった話。」
学校へ向かっている途中、通学路に住む方の話が耳に入る。
ひ、ひゃぁ…怖すぎる…
心の中で思わずそんな情けない声が出てしまう。