「ふぅ〜、終わったぁ」
握りしめていたペンを机にそっと置き、うーんと伸びをする。
今日分の勉強、やっと終わった…
新学期に入ったから、去年の高一の範囲の復習をしていたんだけど、前半に習った内容、やっぱりあんまり覚えてないなぁ…
長時間座って集中していて疲れていたので、ベッドに勢いよくダイブする。
今日は何時間勉強したんだろう。
私の名前は松田 恵麻 (マツダ エマ)。高校2年生の17歳です。
「恵麻ー、そろそろ夕御飯だから降りてきなさーい!」
ぼーっとしていると、1階からお母さんが私を呼んだ。
えっ、もうそんな時間?!
部屋にある時計を見ると、もう7時になっていることに気づく。
ってことは、今日は10時間も勉強してた…ってことか…
最高記録更新しちゃったな…えへへ
最近になってからは、全然面白いことが無く、時間が過ぎるのが遅く感じていたため、起きている時間のほとんど勉強をしていた。
「ねーちゃん、早く降りてきなよ。って、まーた勉強やってんの?」
お母さんに呼んできてと頼まれたのか、2つ下の弟である冬麻(トウマ)がそう言って私の部屋に入ってきた。
私のボサボサな髪とは違い、サラサラで女の私から見ても羨ましい様な髪質。もちろん、顔立ちも整ってて、少しキリッとした目が本当に綺麗だ。
その上、運動神経も抜群で、勉強もかなり出来る。
本当に、凄い。
私とは、正反対だなぁ…
「なーにぼーっとしてんの?ねーちゃんが降りてこないからメシ食えないんだけど。」
そんなことを考えていると、不機嫌そうにそう言った冬麻。
「あっ、ごめん、今行くねっ…!」
そう言って、急いでベッドから飛び起き1階へ行く支度をする。
「なっ、別にそんな謝んなくても…」
少し焦ったように頭をガシガシと掻き、そうボソッと言った冬麻。
「え…?なんて?」
そんなに頭掻いて、頭痒いのかな…?
「っ…いや、なんでもない。はやく下降りてこい!ゆっくりと!」
そんなおかしな事を言った冬麻。
ふふっ、なぁにそれ。
「分かったよ。もう少しで下降りるね。」
そう言うと、納得したような表情で、「ん。分かった」と言って1階へ降りていった冬麻。
握りしめていたペンを机にそっと置き、うーんと伸びをする。
今日分の勉強、やっと終わった…
新学期に入ったから、去年の高一の範囲の復習をしていたんだけど、前半に習った内容、やっぱりあんまり覚えてないなぁ…
長時間座って集中していて疲れていたので、ベッドに勢いよくダイブする。
今日は何時間勉強したんだろう。
私の名前は松田 恵麻 (マツダ エマ)。高校2年生の17歳です。
「恵麻ー、そろそろ夕御飯だから降りてきなさーい!」
ぼーっとしていると、1階からお母さんが私を呼んだ。
えっ、もうそんな時間?!
部屋にある時計を見ると、もう7時になっていることに気づく。
ってことは、今日は10時間も勉強してた…ってことか…
最高記録更新しちゃったな…えへへ
最近になってからは、全然面白いことが無く、時間が過ぎるのが遅く感じていたため、起きている時間のほとんど勉強をしていた。
「ねーちゃん、早く降りてきなよ。って、まーた勉強やってんの?」
お母さんに呼んできてと頼まれたのか、2つ下の弟である冬麻(トウマ)がそう言って私の部屋に入ってきた。
私のボサボサな髪とは違い、サラサラで女の私から見ても羨ましい様な髪質。もちろん、顔立ちも整ってて、少しキリッとした目が本当に綺麗だ。
その上、運動神経も抜群で、勉強もかなり出来る。
本当に、凄い。
私とは、正反対だなぁ…
「なーにぼーっとしてんの?ねーちゃんが降りてこないからメシ食えないんだけど。」
そんなことを考えていると、不機嫌そうにそう言った冬麻。
「あっ、ごめん、今行くねっ…!」
そう言って、急いでベッドから飛び起き1階へ行く支度をする。
「なっ、別にそんな謝んなくても…」
少し焦ったように頭をガシガシと掻き、そうボソッと言った冬麻。
「え…?なんて?」
そんなに頭掻いて、頭痒いのかな…?
「っ…いや、なんでもない。はやく下降りてこい!ゆっくりと!」
そんなおかしな事を言った冬麻。
ふふっ、なぁにそれ。
「分かったよ。もう少しで下降りるね。」
そう言うと、納得したような表情で、「ん。分かった」と言って1階へ降りていった冬麻。