「あ、あのぉ、Fasti、ですよね?」
心配する間もなく、その女子が話しかけてきた。
「うん。そうだよ」
冬真くんはあっさりと認めた。
「あの、私、春樹くんの大ファンなんですっ!その、握手してもらえませんか?」
「えー、僕ー?やったー!うれしー!握手しよー」
春樹くんは春樹くんのファンの女の子の手を取った。
「あっありがとうっ、ございますっ」
その女の子は半泣きだ。
「…私、秋夜くんのファンで、…えっと…握手、って…」
もう一人の女の子は秋夜くんのファンみたい。
「無理。握手会でもないのに、なんで女と手を繋がなきゃいけないの」
「そ、そうですよね…ごめんなさい」
秋夜くんのファンの女の子も、違う意味で半泣きだ。
「ちょっと、秋夜」
冬真くんが秋夜くんを叱った。
「んじゃ、俺と握手する?」
夏葵くんだ。
「え?」
「こら、夏葵も嫉妬しないの」
夏葵くんは春樹くんと秋夜くんのファンが居たのがうらやましいみたい。
「秋夜がごめんね。遅刻しそうだから、もう行くね。…ほら、行くよ」
冬真くんは春樹くんの首根っこを掴んで歩き始めた。
心配する間もなく、その女子が話しかけてきた。
「うん。そうだよ」
冬真くんはあっさりと認めた。
「あの、私、春樹くんの大ファンなんですっ!その、握手してもらえませんか?」
「えー、僕ー?やったー!うれしー!握手しよー」
春樹くんは春樹くんのファンの女の子の手を取った。
「あっありがとうっ、ございますっ」
その女の子は半泣きだ。
「…私、秋夜くんのファンで、…えっと…握手、って…」
もう一人の女の子は秋夜くんのファンみたい。
「無理。握手会でもないのに、なんで女と手を繋がなきゃいけないの」
「そ、そうですよね…ごめんなさい」
秋夜くんのファンの女の子も、違う意味で半泣きだ。
「ちょっと、秋夜」
冬真くんが秋夜くんを叱った。
「んじゃ、俺と握手する?」
夏葵くんだ。
「え?」
「こら、夏葵も嫉妬しないの」
夏葵くんは春樹くんと秋夜くんのファンが居たのがうらやましいみたい。
「秋夜がごめんね。遅刻しそうだから、もう行くね。…ほら、行くよ」
冬真くんは春樹くんの首根っこを掴んで歩き始めた。