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試合が終わったベンチ裏で、

1人悔し泣きする俺の背中を

ただ何も言わずさすってくれていたのは、

1年マネージャーの高原すずだった。


少しして3年生の先輩やマネージャー達が

俺の所に集まってきた。


「お前だけのせいじゃないよ。そもそも俺が打たれていなければ、1点返されただけでまだ同点だったんだし。しかもお前の球で打たれたんなら、仕方ないってみんな思ってるよ。」

そう牧村先輩が俺を励ましてくれる。

しかし、どう考えても俺のせいだ。

俺はどうしたらいいか分からず、

ただひたすら3年生のみんなに謝り続けていた。