僕の小さなプリンセス

「えーっと、君は誰?」
僕もパニックだったが目の前にいる子のほうがパニックだったので落ち着いて話しかけた。
「…」
小人の少女は泣きながら震えているだけだった。

たしか、昔見た本の主人公はこういうとき…
「よしよし、怖くないよ〜」
小さな背中をさすりながらできるだけ優しい声で言った。

そうすると、小人の少女の顔がみるみる赤くなっていった。

あっ、こういう反応ってことは対応ミスった、これまでろくに人と話して来なかったから、どういう対応したらいいのかが分からない…

「…アイラ」
「私、アイラって言います…」

赤い顔のまま小さな声でつぶやいた