捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

こいつはオンオフがほんとに激しいな。今後やっていけるのか心配だ。

俺も久しぶりの会社だったため、多少は疲れた。

スーツのボタンとシャツのボタンを外し、ネクタイを緩くして少し楽になる。

「蓮は疲れないのか?」

「多少は。」

「マジかよ〜、俺蓮の隣にいるだけで疲れるんだけどー。」

たぶん、周りからの視線のことを言っているんだろ。

「慣れてもらわないと困る。」

「へいへーい、分かってますよ!」

本当に大丈夫なのか…。

そうこうしている間に家の近くに着いた。

俺だけおりて、車は去っていく。

家に向かって歩き始めた。

今日でしばらくあの家ともおさらばか。

家に着いて玄関の鍵を開ける。

「ただいま。」