捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

えっ…。
ずっとそれだけは避けていた。
どんなに怒られようと今までは家を出されずにすんでいた。

お願いっ!花音さまの言うことを了承しないでっ!

「あら、いいじゃないっ。高校生で一人暮らしをしてる人なんてたくさんいるわ。…鈴!!」

「…はっ、はい。」

「あんた今日中に荷物まとめてこの家から出ていきなさい。」