捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

数日が過ぎて、蓮さんとの生活にも少し慣れ始めた頃だった。

「悪い、今から出かけてくる。」

スーツ姿を身にまとった蓮さんが2階から下りてきた。

お仕事なのかな…?

「分かりました!気をつけて行ってきてください!」

そう言うと、蓮さんは玄関に向かい、ドアを開けて外に出ていった。