捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

「…花恋の作る料理はやっぱ美味いな。」

今日も昨日と同じ反応をしてくれる蓮さん。

「ふふ、そう言ってくれるなら嬉しいです…!」

美味しい、と言ってくれると作りがいがあるもんだなぁ。

私も遅めの朝ごはんでお腹が空いていたからかいつもより早く食べることができた。

「今日の午後は出かけるぞ。」

ある程度食事を進めたところで蓮さんが言ってきた。

なんでわざわざ私に伝えるんだろう?

「…?どうぞ、お出かけしてきてください。」

「なんだ、その反応は。お前も一緒にだぞ?」

「…え?」

食べていたパンを落とすとこだった。

「お前日用品とか全然無さそうだからな、ショッピングモールに購入しに行く。」

うっ、バレてる…。
そりゃ家来た時リュックひとつ分の荷物しかなかったから分かるよね…。

申し訳なさもたくさんあるけど、ボロボロの物もたくさんあるからありがたい。