捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

ちまちまとごはんを食べ進めていき、あと少しで完食する時だった。

「…さっきから思ってたがお前、量少なくないか?」

とっくの前に食べ終えて水を飲んでいた蓮さんが聞いてくる。

「え、そうですかね?」

たしかに蓮さんのと比べたら3分の1くらいだけど私はいつもこれくらいだ。
なんなら今日は少し多いくらい。

「遠慮とかしなくていいだからな?」

「いえっ、普段からあんまり食べないんで遠慮とかはしてません。」

「そうか…。」

そう言って蓮さんは少し心配そうな顔になった。

どうしたのかな…?

「お前はもう少し食べた方がいい。」

うっ…。たしかに自分でも体に肉がついていないのは分かってる。
骨が浮き出ているとこもあるしもう少し食べなきゃいけないなとは思ってるんだけど…。

前のお家で小さい頃からそんなにごはんを食べていないせいで全然ごはんが胃に入らないんだよね…。