捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

こっ、怖かった…。
でも、ちゃんとしないと。
追い出されちゃうから…。

私は、心の中で決心して、再び掃除を始めた。

美智子さまに怒鳴られるのも怖いけど花音そまに命令される時がいちばん怖いかも…。

でっ、でも美智子さまは私を育ててくれたお母さんだし、花音さまだってかわいい妹だもんねっ。

せっせと掃除をしてるとリビングにあるテーブルの下から首につけるアクセサリー?のようなものがでてきた。

黒い音符がついていて小さな石が散りばめられていて、とっても綺麗だった。

これは、花音さまのかな?帰ってきたら後で渡さないと。

そう思って、かがんでそれを拾い、ズボンのポケットに入れた時だった。