捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

「まず、ここがリビングでーーー」

び、びっくりしたぁ…!!お顔かっこよすぎだよ…!こんなの慣れる気がしない…!

蓮さんは案内を始めてくれたけど、全然頭に入ってこない。

考え事をしていたせいでぼけーと歩いてたからか、いきなりどすっと何かに当たってしまった。

「きゃっ…!」

「おい、どうした。大丈夫か?」

ぶつかってしまったのは蓮さんの背中だったようで慌てて距離を置いた。

「ごめんなさい…!」

「俺は大丈夫だ。花恋は大丈夫か?」

唐突な名前呼び…!!さっきから心臓に悪いことばっかりだ…!

「私も全然大丈夫です…!」

「それなら良かった、続けるぞ。」

はあ…、考え事しながら歩くのは危ないよ。ちゃんと前向いて歩いて蓮さんの話を聞こう…!

「ここがキッチンだ。1階はこんなもんだが何か不明な点はあるか?」

ある程度お家を案内してくれて蓮さんがそう聞いてくる。