捨てられたはずの私がクールな御曹司に溺愛される話。

「ほんとのこと言わないなら、俺が当てるぞ。…例えば、帰る家がないとかか?」

「びくっ…!!」

「もしかして正解か…?」

あからさまに反応してしまったっ!
急いで頭をふるふると振る。

「いや、その顔はほんとだな。」

「うっ…。正解です…。帰る家がないんです…。」

「じゃあ、俺の家来るか?」

えっ…!
そんな嬉しいことあっていいのかな…?
いや、でも申し訳ないな…。そして、いきなり知らない人について行くのも危ないかも…。

「なにひとりで百面相している」

「…!!」

びっくりした…。
この謎の男の人がいきなり顔を近づけてきたから。

「…、申し訳ないです…。」

「そんなこと、気にしなくていい。…お前に助けてもらったことあるからだ。」

「あっ、あのすいません、後半なんて言いましたか…?」

ぼそっとしか聞き取れなくなかった…!

「別に聞こえてなくていい。俺の家に来い、分かったな?」

少し考えたが今の私には帰る場所がないし、直感的にこの人は安全だと思ったから私はこの人に着いていくことをきめた。

「…じゃあ!住まわせて頂く代わりに、家事をやらせて頂けませんか?」

無償で居候するのは躊躇いがあるから家事をやらせて欲しいっ!

謎の男の人は、考え込むような仕草をした後言った。

「その条件、呑んだ。これからよろしく。」

「はいっ、よろしくお願いします。」

こうして、私たちの間に謎の契約(?)が結ばれた。