たとえこれが、何かの罠だったとしても。

「楓はおっちょこちょいだな」

「なっ!そ、そんなことありません〜!」

「へえ。どうだか…」

意地悪そうに、ニヤニヤと笑っている伊吹さん。

悔しいけど、その顔もまたカッコイイ。

「もう、あんまり意地悪しないでください…」

恥ずかしくて下を向く。

するとなぜか、伊吹さんは顔を真っ赤にしていた。

「伊吹さん、顔真っ赤ですよ?風邪ですか?」

「い、いや、今日も暑いな…」

暑いって、まだ4月なのに?

伊吹さん、暑がりなのかな。