「先生に会えた!?」

 笑顔で真緒が話かけてきた。

 「…会えなかった。電話もしたんだけど、でなくて。きっと、用事があって急いで帰らなきゃいけなかったんじゃないかな?」

 「そっか…でも、電話したならきっとかかってくるよ」

 「うん、そうだよね」
 その日、夜中まで先生からの電話を待ったけど、携帯が鳴ることはなかった…


 先生は、私が告白するって気付いてたのかな…?やっぱり私達は、先生と生徒以上にはなれないのかな…?