先生に理由を聞くと、「松田先生がいつも私の名前を、千鶴と下の名前で呼んでいるから俺も真似してみた。」と笑いながら言っていた。

 「え~」と言いつつも、本当は嬉しくてたまらなかった。

 先生は、私が何か良いことをすると私の頭をポンポンとしながら褒めてくれた。

 子ども扱いされてるみたいで初めは嫌だったが、慣れてくると嬉しく感じた。

 先生と話をしていくたびに、私の中の先生の印象が少しずつ変わっていった。