別荘の利用客の名は永田恵理。

年齢は24才で別荘を借りている企業の総務課に勤めるOLだ。

別荘の明かりはついていた。永田恵理は中にいるようだ。

あたしは別荘のインターホンを押した。

ややあって「どちら様でしょうか?」という女性の声が返ってきた。

あたしが身分を告げると「お待ち下さい」と言ってきた。