そして、高校の入学式の日に俺はやった!
いまのままでは葵と話をすることも出来ない。思い切って俺は2年の教室のドアを開けた。
ガラガラ~

ドアを開けるなり窓側にいる葵をみつけた。
2年生はいきなり教室のドアを開けた1年生が気になる様子。
俺はおもいきり頑張ってみたのだ。
「あおい~ここにいたんだ。探したよ。」
教室のみんなが葵を見る。
葵は・・・
スタスタとおれの前まで来て
「なに?誰?」
予想外の展開におれもビックリ!あの可愛い笑顔の葵ちゃんはどこえ?
「俺だよ!千翔。わかるだろ?」
「で?用事は?ここは2年の教室なの1年は3階のはずよ」
「用事?葵に逢いにきた。」
うなずく葵。
「わかった、私に逢いに来たのね。それで?もう私にあったからいいはずよ」
なんてキツイ言葉。本当に葵かぁ?
「本当に葵なの?昔はもっと優しかったよねぇ」
少しむっとした葵は「もういいわ、早く教室から出て行って。迷惑よ。わたしはあなたの探してる葵さんでは無いかもしれないしね」
と言い残しさっきまで居た場所に戻っていった。
されから毎日俺は葵の教室に通っているのだ。