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~由奈視点~

キミは一番星のようだな、と思う。


明るくて、誰よりも輝いていて、みんなを照らす存在。


みんなその一番星が大好きだ。そして、その一番星を手に入れたいと思っている人もいる。


私もそう、だ。


独り占めしたい。自分だけを見てほしい。光り輝いていてほしい。


でも、その一番星の光に気づく人は、一人、また一人と増えてゆく。


その光を手にするために、みんなが必死になっている。


「この一番星、私にちょうだい」


やだよ。


ーいつか、私がその一番星の隣に立つって、決めたんだから。