しかも他の男子いるし。。。。別クラスの!気まずいったらありゃしないよ。


ちょっと優斗と帰るときには気合がいるため、私は最近帰らなくてもいいんじゃないかと考えている。


・・・・その分学校でいっぱい喋ればいいし?


「でもやっぱり蒼は人気者だからね~。。。。ライバルもいっぱいいるし」


そう言ってしーちゃんがちらりと視線を向けた先には、机で1時間目の準備をしていることのちゃんがいた。


上原ことのちゃんは私のクラスメイト。大きな瞳に透明感がある肌を持っている美少女だ。すごく頭が良くて、
テストでも高得点を連発している。


そんなことのちゃんも蒼が好き。いつも好き好きアピールをしているんだ。


しーちゃんとことのちゃんは仲がいいけど、お互いに蒼を譲る気はないそうだ。


・・・・・・うーん、モテモテだなあ。蒼のやつめ。


「私も、ちゃんと頑張らないとね」

しーちゃんが呟いたことをかき消すように、先生が大きな声で入ってくる。