「俺、platinumの屋敷でお前を見たことがあるんだよ」
棗の告白に、頭に雷が落ちたような衝撃が走る。
だって、あの屋敷は建物自体は古いけど、厳重にセキュリティ管理がされているんだ。
部外者の潜入が不可能なぐらいだし、
もし入れたとしてもすぐにメンバーにバレて、
生きて帰って来れるかわからないぐらいボコボコにされてもおかしくないのに。
「嘘でしょ……? いつの話なの?」
「ちょうど去年の今頃だよ。ほら、あの無駄にデカい屋敷のホールで、総長就任パーティーがあったの覚えてるだろ?」
「あっ、うん……」
「その時に、お前がホールの大階段に出てきてさ、『桐生ひよりです』って、自己紹介してるところを見たってわけ」
棗の告白に、頭に雷が落ちたような衝撃が走る。
だって、あの屋敷は建物自体は古いけど、厳重にセキュリティ管理がされているんだ。
部外者の潜入が不可能なぐらいだし、
もし入れたとしてもすぐにメンバーにバレて、
生きて帰って来れるかわからないぐらいボコボコにされてもおかしくないのに。
「嘘でしょ……? いつの話なの?」
「ちょうど去年の今頃だよ。ほら、あの無駄にデカい屋敷のホールで、総長就任パーティーがあったの覚えてるだろ?」
「あっ、うん……」
「その時に、お前がホールの大階段に出てきてさ、『桐生ひよりです』って、自己紹介してるところを見たってわけ」